LAD MUSICIAN顧客歴7年が語る 良い部分悪い部分
学生の頃からずっと着ているLAD。
なんやかんやで7年近く買い続けてるお気に入りのブランドなので語ってみようかなと。
※良い部分
1.日本人向けのサイジング
これは171cmの俺だからメリットって感じる部分かな。THE 日本人みたいな体型の俺は海外のブランドよりもやはりドメスティック(日本)のサイズ感のが合います。セリーヌやサンローランもよく着るが、やはり綺麗に着るために袖丈や股下を調整しなきゃいけないので、服の形を変えずそのまま着れるLADはやっぱ身体に合ってるな~って思う。他のドメスティックブランドよりも更にLADは日本人向け(いわゆる低身長向け)かなと思います。
2.デザインに対するコスパ
よく悪くもLADはドメスの中では比較的安いです(リトルビッグ、サリバン、ダイリク等と比べて)近年若干値上がりしてても、質も同じく向上してるためコスパはそのまま。後述する「デザインのルーツ」さえ気にならなければ、使い勝手はドメスティックの中ではかなり良い部類。
3.敷居の低さ
これはメリットでもあり、デメリットでもある。近年LADはインスタで宣伝したり、雑誌に特集されたり芸能人が着用したり、ブランドイメージが一般向けになってきて敷居が大きく下がりました。昔はかなり尖っていて、また後述するが東京コレクションぐらいしかLADは宣伝手段を持たず一部の服好きにしか認知されていなかったため若干敷居の高さをかもし出してたけど、現在は全くそんなことないため、新規参入がしやすいブランドとなった。
4.顧客に対する扱い
自分が通う梅田店は自分の担当の店長がめちゃくちゃ好い人ってのもあって顧客サービスは手厚い部類です。これは通ってる店、年数にもよるかも?また前述したが、敷居が低い分顧客にもなりやすいはず。ちょっと買えば予約会にも呼ばれるだろうし、海外ブランドみたいにVIP待遇とかは露骨ではないかなと。
※悪い点
1.基本的に焼き増し戦法であること
これは近年めっちゃ目立つ。元々LADは東京コレクションに参加していてファッションショーを開催していました。つまり、毎回コンセプトを変えて「新しい服」を作る必要があった。しかし、4年近く前からコレクションから撤退し、ショーをやらなくなったため、花柄やビッグシルエットのアウター等要するに「数年間同じ服をデザインやらちょっと変えて売り続けている」ブランドです。長らく顧客である自分はもはや最近買う服がなくなってきているぐらい、毎シーズン似たような服を出していて目新しさは全くない。最近買い始めた人間には感じない話だろうけど。これは、前述したLADが「新規参入」を徹底しているからで、既存のユーザーを楽しませるより「売れる服」を売り続けて無駄なく売り上げを確保と考えているからです(コレクション撤退も費用削減のため)それにより、服の質等は向上したが、デザイン等はぶっちゃけ焼き増しだから飽きが来る。
2.そもそも服に独自性がなく、何かの二番煎じである
これはラッドに限らず、基本的にドメスティックブランド全般言える。(サリバン等もそう)厳しく言うと「何かをパクってる」、言い方良くすると「リスペクトしてる」。最近のLADは明らかにヨ○ジヤ○モトの影響を受け、シルエットやデザインがあのブランドに寄ってます。コレクションに参加してた昔はエディスリマンに影響受けて、サンローランの二番煎じの部分が目立った。つまりLADは何かのブランドを常に追っ掛けていて、独自性の薄いブランドというわけです。しかし、これは物は使いようでヨ○ジは高いからLADでいいや、みたいな考えも出来るし、そもそも影響受けてるだけで全く同じってわけではなく、LADの雰囲気もしっかりあるのでここは着る人がインスピレーション元のブランドとどれだけ差別化して着るかって話になります。
3.質に関しては向上してるとは言え、特別よくはない
まあ値段考えたらな。例えばセットアップ。ラッドはセットアップ8万ぐらいしますが、同じドメスティックブランドでセットアップがウリのリトルビッグやサリバンと比べるとかなりの質の差があります。でサリバンやリトルビッグは大体13万ぐらい。しかし値段を考えたら質は頑張ってる方だと思う。特に俺は色んな服を持ってるから気になるだけで、ラッド単体で見たら多分大丈夫かな?でも質自体は"並"です。
4.ブランドイメージには期待できない
これはめっちゃある。敷居を下げたせいで、言い方悪いけど変な人間が着るようになった。ただこれはハイブランドでもよくある話で、有名になったブランドはこうなる運命だな。俺はこういうの全く気にしないので、好きなブランドが有名になって色んな人が着るのは素晴らしいと思ってます。
なんかまた思い付いたら書くかも?