宅配便のメモ

質問箱へのお悩み相談への長文回答など。その他雑学みたいなのも記していきます。

賢いトンネルキャンプのやり方と均等吊りのリスク

最近色んな方からキラーの立ち回り相談を受け、それなりに緑~紫プレイヤーの立ち回りを拝見してきました。

 

ほとんどがタゲ散らしすぎかトンネル狙いすぎのどちらかでした。

 

立ち回りがかなり極端な人が多く、かつワンパターンであることがほとんどで

その度に「有効なキャンプトンネルの使い方」の話をしていました。それを今回文書に残しておきます。

 

※キャンプとトンネルのリスクについて

 

まずはキャンプの方から。キャンプは鯖の救助を妨害して、捕まえた人間を確殺に持っていきやすくなる分大きなリスクもあります。まあ皆さんならお分かりでしょうけど、相手鯖にキャンプしていることがバレてしまい、救助を諦め発電機を回すことに徹されると一気にこっちが不利になります。

また、数々のアプデによりキャンプが鯖に気付かれやすくなっていて(例:血族)、狡猾等のキャンプとシナジーがあるパークも1回きりしかほぼ通用しないため正直キャンプ「だけ」を仕掛けるっていうのは、相当不利な賭けになるのが現実。

 

じゃあトンネルは?トンネルのリスクはずばり鯖の共同作業にあります。

 

※例

ジェイク、クローデット、ケイト、エースという編成だとして、ジェイクをキラーが吊りました。エースが救助して、キラーがトンネルを狙ってジェイクを追撃。そしたら救助に向かったエースはここでトンネルキラーだと察知して次の救助のタイミングを遅らせます。また、この間ずっとケイトとクローデットは二人で1つのチームを組んでいて共同作業で発電機を直しに回っているため、爆速で発電機が回るのでジェイクを倒した時には発電機残り1つ、酷いと通電してしまったりする。

 

また、キラーが他の鯖を本格的にタゲることがないので、他鯖が完全フリーになり鯖の作業が完全に分担化します。例えば救助に向かったエースをキラーが襲うと、クロかケイトが今度は救助に行かなければなりません。こうなると共同で直してたチームを一回解くので、一旦鯖はバラバラになるので鯖の効率が落ちます。しかし、エースにそこまで威圧を掛けずジェイクのトンネルだけに集中すると救助役のエース、他発電機役と完全に作業が分担されてしまい最高の効率で鯖は試合を進めていきます。(血族等があるとさらに丸分かり)

で、更にここにストライクやボロウタイム等鯖側のパークの妨害も入り、トンネル自体の効率が低下していく可能性がありますので、この辺のパークの採用率が高い今の環境では脳死トンネルってのも、かなりリスクの高い戦術になります。

 

※有効なキャンプとトンネルの方法

 

大きなリスクもある2つの戦術ですが、有効打になる瞬間ももちろんあります。

 

キャンプは「近くに回りかけの発電機が存在する」「固めたい発電機の近くに鯖を吊った」「近くに救助待機している鯖がいる」このどれかに当てはまる場合有効打になります。逆にキャンプしてはいけない場面は

「点いた発電機の近くに鯖を吊った」「マップの端等で発電機が固まる場所ではない」この2つのどちらかに当てはまる状況です。紫ぐらいのキラーは大抵点いた発電機やマップの端など明らかに有効打ではない、意味のないキャンプを仕掛けがちですが、上手い人がフック近くでウロウロしているのには基本的に意味があります。

 

トンネルの方は「ストライクを所持していない(試合中オブセ無し等で)」「相手の鯖のチェイス能力が低い(すぐに仕留められる自信がある)」等。基本的にキャンプとトンネルってのは似たような動きになるのでゆるキャンプしてトンネルみたいな動きが一般的です。鯖の救助が遅いとキラーがある程度発電機を巡回してからフックに戻ってくる→そこで鯖が救助してしまう→トンネルで追撃ってパターンがありますが、これも効率的なトンネルの一つです。

 

※では均等吊りが最強なのか?

 

逆にトンネルやキャンプを一切仕掛けないことを均等吊りと言います。均等吊りのメリットは「全ての鯖に威圧を掛けられること」です。また全ての鯖に「多彩な仕事を押し付けること」もメリットの一つです。例えばさっきのトンネルだと鯖の仕事が完全分担制になるって話をしました。つまり、救助が得意な人やそれ用のパークを持っている人がずっと「救助」をするってことになります。

 

しかし、均等吊り狙いだとそのプロ救助マンも狙われてしまうので、別の人間が救助をする必要があります。そこでうんこ座りクローデットとかが、一切救助にいかないもしくはモタモタして無理救助をしてしまう、みたいな試合の流れになる可能性があります。これはトンネルガン狙いの場合起きない流れですよね。また、ビビリな鯖だと一度タゲられることにより隠密に重きを置いて、行動力が著しく低下したりします。

言い方悪いですが「無能」に仕事を押し付けてミスを誘発させることが出来る立ち回りってことです。

 

しかし均等吊りにもリスクはあります。それは「数が減らない」ことです。今は環境的にも発電機が速く回る時期です。その発電力を奪う唯一の行動が、鯖の数を減らすことです。均等吊りだった場合よほどキラーの吊りペースが速くないと、大抵鯖側の通電速度の方が速いです。(ナースや凜等機動力+火力のあるキラーは別)つまり、通常の徒歩キラーの場合だとよっぽど弱い鯖が敵に来てる状況じゃないと、完全均等吊りでは通電を阻止できないってことです。

 

ここまで書いた上での結論は「状況判断をして、使い分けをするのがいい」。

DBDに限らず「ワンパターンな戦法」っていうのは対人ゲームにおいて大抵弱いです。

なぜなら相手にそれだけバレやすく、対策されやすいからです。しかし、均等で攻めたり、時にトンネル追撃して数を減らしに来たりと戦術を織り交ぜて立ち回る相手の場合鯖側もキラーの行動を予測しにくいので、対策が難しくなります。

 

全てはその試合の状況判断が鍵になると思います。「これをすればええねん」「これしとけば大丈夫っしょ」みたいなワンパターン戦法ばかりしている人達はこれを機に普段の試合の戦術の引き出しを増やす意識をしてみてはいかがでしょうか。

 

ついでに、その辺のキラーの基礎を語った自分の動画を宣伝しておきます。以上。

https://www.youtube.com/watch?v=OSN6jthDghY&list=PLFdyAVrFEyK8Jilm81_9xmOSzggrKO3IK&index=18